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京都大原三千院

『恋に疲れた女』のフリをして訪ねた。

先週、カメラ教室の撮影会が三千院であったのだが、あたしは用事があり欠席。その時の作品の講評会があさって月曜日にあるので、本日、1人で撮影に行ってきたという訳。

何度となく訪れた大原であるが、1人で行くのは初めて。季節を忘れるほどの暖かさと、雲一つない青空。シーズンオフで観光客もまばらな大原は、時間を忘れさせてくれる不思議な空気に包まれていた。

朝9時半すぎに大原到着。車を置いて参道にさしかかると、団子屋のおっちゃんが「おねえちゃん、今日は写真か?ええ天気やから、きれいな写真撮って来ぃやぁ。帰りに寄ってぇ。サービスするでぇ」と声をかけてきた。「ほな帰りに寄らせてもらうし、サービスしてね。覚えといてや」と言葉を返し、三千院への細い上り坂を進んで行った。

三千院の門前に到着。紅葉の季節には、それは美しく色鮮やかな景色になるのであるが、色のないこの季節でも、それなりの風情があることを知った。

朝の、太陽が低い位置から地面を照らす時間、その光が与えてくれる表情に心を奪われる。苔につく小さなの露が輝き、木の枝の網目のような影が墨絵のように白壁に浮かび上がる。どうすればその感動をフィルムに焼き付けることができるのか、まだまだその方法を模索していることがもどかしい。

三千院の中では、庭を眺めながらひなたぼっこのごとく、縁側にしばらく座り込む。池にうつる景色が、手の届かない別世界のように見えた。「The Other World」というタイトルの作品が撮れるぞ思い、池に向かって何度もシャッターを押しはしたものの・・・結果は月曜日のお楽しみ。

写経をした。16文字の短いものであったが、なんと心が落ち着くことだろう。わずかな時間、自分の中の自分を静かに見つめていた。たまにはこんな体験をするのも悪くはない。

気づけば1時になっていた。門前のお店で湯豆腐と湯葉の定食。食べた後、坂道を下る。「おねえちゃん、どうやった?ええのん撮れたか?ほれ、約束や、サービスしとくさかい、寄ってってぇ」団子屋のおっちゃんはあたしを覚えていた。「おねえちゃんというより、おばちゃんやで、もう」と言いながら、約束のお団子を注文した。こんにゃく田楽をおまけしてくれた上に、50円のおつりまでくれた。田楽にのせたゆず味噌が美味であった。

恋に疲れたわけじゃない女の贅沢な一日が終わる。
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★さっち★

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京都のさっちでございます。
おなじみ「ピンクのぶた」!
幸せのおすそ分け、したりされたり・・・
という思いで、昔と同じ
【Glucksschewein】です。

 

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