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ヘンリー、今なら・・・・

あたしが英会話スクールを去って約半年くらいだったでしょうか。
後を引き継いでくれたゆうこ先生から電話がありました。
ヘンリーさんがまた事故に遭い入院しているとのことで、一緒にお見舞いに行くことにしました。

病室のヘンリーさんは、前回の事故の時とはずいぶん様子が違い、すっかり元気なく、ベッドに横たわったままでした。

S:ヘンリーさん、こんにちは。ご無沙汰しています。さっちですよ!

H:えっと・・・どちらさんでしたかいなぁ?

Y:ヘンリーさん、ゆうこですよ。こんにちは。ケガはどうですか?

H:あぁ・・・どこかでお目にかかりましたかいな・・・

S&Y:英会話スクールの、さっちとゆうこですよ。

H:あぁ、受付の・・・

この時、初めて人間の「無常」の姿を目の当たりにしました。
あたしは祖父母を早くに亡くしていましたので、生まれて初めて、老人のこのような姿に出くわし、ただただショックでした。
あんなにラブコールを送ってくれたヘンリーさんが、このあたしのことを認識してくれないだなんて、どうしても納得できませんでした。

ゆうこ先生と二人、言葉を無くし病院を出て、喫茶店でお茶をしながら一緒に泣いたことを覚えています。

それから間もなく、ゆうこ先生もスクールを去り、ヘンリーさんがその後どうなったかわからないまま、今日に至っています。

ご自宅に電話をしてみたい気もします。
だけど・・・聞きたくないことを聞くかもしれません。
あるいは、ウソのように復活したあのヘンリー節に、またもや巻き込まれるかもしれません。
いずれにしても、この強烈なじいさんの事は結論を見ることなく、大切な、大切な思い出として、このままずっと心に残しておきたい思っています。

今でも十分に成長したと言えるわけではありませんが、当時はほんとに未熟でした。
一生懸命すぎて、イレギュラーな事を受け入れる余裕がありませんでした。
ガンコで融通がきかず、そのイライラをどうすれば良いのか、答えを見つけることができませんでした。

だけど10年以上が経過し、少しはあれこれの経験を重ねた今のあたしなら、もっと違った見方でヘンリーさんと向かい合うことが出来る気がします。
もっともっと優しくなれる気がします。
さすがに、ドライブはお断りですが、食事や贈り物を喜んで受け入れることができる気がします。

まだボケているわけではありませんが、年老いていく両親を見るにつけ、再び人間の「無常」を実感しています。
自分自身も、昔と同じようにはできないことが増えていることを痛感します。
みんな、こうして年を重ねていくのだなぁと、つくづく感じるわけです。

ここ数年、敬老の日が近づくと、いつもヘンリーさんを思い出します。
あの頃は「軽老」とでもいいましょうか、老人を敬うという感覚があまりなく、ただ長生きしている人、という軽い認識しかしていなかったように思います。
若気のいたり、と言ってしまえばそれまでなのですが。
ですので、「反省する機会」と、「こんなにも楽しい思い出」をくれたヘンリーさんのことを、どこかに書き留めておきたくて、ここで紹介いたしました。

数々いただいたコメントの中で、映画化すれば?なんていう夢のようなお話しがありました。
考えてみました。
もし、夢が現実になったとしたら、配役どうする?って。

ヘンリーさんは、飄々とした好々爺でなければなりません。
顔かたちはずいぶん違いますが、大滝秀二さんなんてどうでしょうか。
あのなんとも言えない風貌。
まわりに漂う匂いは、ヘンリー役にピッタリです。
が、関西弁はどうだろうと考えると、寛平ちゃんや仁鶴さんが候補に上がってきました。
とにかくマイペース、イヤミがなく、かわいらしい。
そんなおじいちゃんを演じてくれる関西人、他にもいませんかね?

そして、さっち先生を演じる女優はと言えば・・・・
以前、トミタはんというおっさん友達のことを紹介しましたが、トミタはんがあたしのことを、藤山直美のようだ・・・と言ったことがあります。
顔が似てるわけではありません、誤解のないよう、ハッキリ宣言しておきます。
体型も・・・昔はあんな感じだったかも・・・今は、ほれ、ダイエットいたしましたものですから、あたしの方が細身なのです。
でも、確かにあたしも少し、姉のように感じることがある直美さん、さっち先生役はいかがでしょうか。
あるいは、もう少し若いところで考えると、オセロの中島知子さんがやってくれると、嬉しいかもしれません。
彼女も京都人です。
つっこみのタイミング、しれ~っとした目の表情、是非ともあの感じでお願いしたいと思いますね。

8回にわたり、どっぷりとヘンリーさんの世界を紹介して参りました。
これにておしまいとなります。

さて、次、何を書きましょう・・・
これほどの衝撃の後で、何を書いても色褪せて見えそうです。

~完~

コメント

さすがだわ。。。。。

座布団一枚!!!
おもしろすぎる・・・・っつーか、巧すぎる!!!
前回ならず者の巻で、ひとり大笑いをさせてもらったと思ったら、
今回は、打って変わりしんみりと・・・・・

┐(  ̄ー ̄)┌ フッ

まったく、さっち節には、感服したさー。(爆)




納得

この話の流れが、敬老の日を最後として締めたかったんですね。
連続ものにして既にエンディングまで考えられた展開、
これは構想○○年ものですね、きっと。ここまで考え抜かれた
作品作りをなさるとは…、恐るべし、さっちさん。
怖いって意味じゃありませんからねv-221

なんかちょっと寂しい完結だったなぁ。。。^^;
今でも元気にいてくれることを信じましょう!
寛平ちゃんが私の中にいたイメージに一番近いかも(笑)
若い頃は、ちょっとしたことにも敏感に反応してしまってたよね。
今ならもっと上手くやれたのにって思うこと、よくあるよ!

もっともっと年老いても、カメラぶら下げてるさっちを見ていたいです(笑)

さよなら、ヘンリー。

とうとう完結でした・・・。
なんか、寂しいな。でも、ヘンリーさんは若い時は苦労したでしょうが、
晩年は自分のやりたい事を積極的にやって、人生楽しんだかも。
・・・京都弁は思い付かないなぁ~。大阪弁だけど、仁鶴さんかなぁ~ヘンリーさんのイメージ。イヤミ無く、サラリと笑わす。v-410

若かりし頃って、若くてピチピチなのはいいけど
人間としてはまだまだずーーっと未熟っていうか
今ならにっこり笑って許せることも、その時は
わからないって事もあるよね。
でもその時はその時なりに一生懸命だったんだし。

入院はねぇ、お年寄りにはどうかなって思います。
うちの姑さんも家では普通だったのに、入院したら
考えることもなくぼーーっとしたり、わたしの名前を
とんでもなく聞いたことのない名前で呼んだりしたんだもん。

ヘンリーさん、きっとさっちさんのおかげで輝いていたんですね。
自分も誰かの光になれるように頑張ります!

こんにちは

ずっと読ませていただいていました。
その時のヘンリーさん、もしかしたら
さっちさんやゆうこ先生に一番弱い姿を見られたくなくて
そうおっしゃったのかも・・(違ってたらごめんなさい)
大好きなさっち先生だったからね~

ヘンリーさん、私が勤めていたおじさんに似ていました。
この方は独身で同じく独身の妹さんと暮らしていました。
かなりHで私に恐ろしいお願いをしたので
私がひいてしまい、避けるようになって退職してのち1度街で見かけた
きりで会っていませんが・・
きっとさっちさんと一緒の間楽しくて仕方なかったでしょうね~
今はいつもの元気を取り戻して次の先生と楽しんでおられる事でしょう。

中島知子!イメージどおりです♪
見てみたいですね^^

ヘンリーさんにも、もちろんさっちさんにも
十分に楽しませていただきました。
ヘンリーさん、いいですねぇ。
私もヘンリーさんのような爺さんになりたいです。
もう少し、時間がかかりそうです。

私も思います。いまなら(って年行き過ぎてますね、そう結婚してからを想定してね)もっと上手にお相手できただろうなって思います。
私自身人は嫌いじゃなかったし、色んな人とお話出来るのが楽しかったんですけど、なんせ若いからね、どうしても自分中心になっちゃいますもんね。
でもそう気付くって良い事だと思いますよ。
みんなそうやって大人になっていくんですね。
ちょっぴり苦い、でもずっと心に残る思い出ですね。
さっちさん、脚本家になればいいのに。ぐっと伝わりますよ^^

★コメントおおきに~★

>ぴょんちゅわん
お褒めの言葉、痛み入りまする。
「ならず者の巻」、ウケてくれてた?
「ならず者」っちゅう言葉自体、ある意味、新鮮だと思わない?(笑)
とにかく、このじいさんとの出会いは、一生忘れられないことなんだなぁ~
本人さん、こんなところでネタになるなんて、夢にも思ってなかったやろうね(笑)

>motasukeさん
そうなんです、敬老の日で美しく〆! となればなぁ~とは思ったんですけどね。
最初から、ちゃんとした構想があったわけじゃないんですよ。
いつか、どこかに、ヘンリーさんのことを書きとめておきたいな、とは思ってたのですが、何となく書き始めちゃって、なんとなく敬老の日にまとめたいなぁ・・・・と思って、だけど結局ズルズルとずれ込んで・・・
まぁ、あたしのやることは、こんな程度ですわ(笑)

>まみちゃん
そうなの、最後はね・・・
でも、ほんとにそうよ、もしかして、あれからまた復活して、バリバリに元気にしたはるかもしれない。
でも・・・そろそろ100歳近くのはず。さすがに車の運転はしてへんやろな~
ところで・・・カメラぶら下げてるあたししか、思い浮かばないのかよ~~(笑)
・・・酔っ払ってる姿より、いいか・・・(汗)

>うだぷーさん
最後までおつきあい、おおきに、ありがとうございました~
寂しいな・・・なんて感じてもらえて、なんか嬉しいな~♪
仁鶴さん、やってもらいましょか、ヘンリー役!
でも・・・まだ80歳まで何年あると思てるねん?!とか言われそう~(笑)

>みずいろは~ん
そうなの、そうなの、ピチピチはいいけど、青かったんやね・・・まだまだ。
そりゃぁもう、当時のさっちのピチピチ度っちゅうたら、もう、大変!(笑)
それだけに、融通が効かなかったんよね・・・
お年寄りの入院は、要注意なのね。
みずいろのことを「ピンク」だなんて呼んだはった?
そんな姿みるの、やっぱり辛いよねぇ・・・

>八咫烏さん
ヘンリーさん、輝いてたんかなぁ・・・
ある意味、ヘンリーさんがあたしにとっての光だったんだな、って思います。
光がまぶしくって遮ろうとしたけれど、光が輝きを失いそうな時には、あんなにも悲しくなるものなのですね。
おかげで、あたしもいろいろと学習させてもらいましたもの。
ヘンリーさんにとってのさっち先生って、どういう存在だったのか、今になって聞いてみたい気がします。
きっと、からすさんも、誰かの光になってるはずですよん。
遮られないように、優しく照らしてあげてくださいねん♪

>はなさん
ずっと読んでいただき、ありがとうございました。
ん~~、どうだったのかなぁ・・・弱い姿をみられたくなかったのかなぁ・・・
そうだったとしたら、なんとも愛しいじゃぁないですか~
ヘンリーさんは、はなさんがひいてしまったような、そんな恐ろしいお願いをするような方ではありませんでした。
あ、いや・・・ありました・・・恐怖のドライブへのお誘いが!(笑)

>morning starさん
楽しんでいただけましたか。よかった~
ヘンリーさんのエピソードは、死ぬまで語り続けまっせ!!
こんなおいしいネタを提供してくれたヘンリーさんに、心から感謝です(笑)
morning starさんも、いっぱいおもろいエピソード、残してくださいね。
きっと、英会話の担当の先生には、ちょっと「ウザイ」って思われますが、周りの他の人達をとっても幸せにするような、愉快な「モーニングじいさん」になってくださいまし~♪

>シュナままさん
今でも「若いつもり」ではいますが(笑)、あの時の若さは、未熟でしかなかったのだなぁ・・・って思います。
その未熟なあたしに、ひるむ事なく、幾度も戦いを挑んできたじいさんは、やはり経験豊かな大物だったんだぁ、って思いますね(笑)
こうやって、大物が大きな手を広げて未熟者を育ててくれる、これが人の歴史なんですね。
あたしもそんな大物に、なれるか?・・・いや・・・ちょっと無理・・・
脚本家?なれるやろか?ブタもおだてりゃ木に登る~~~!
その気に~させないで~ハァアァ~~♪

ヘンリーストーリーにはそんな結末が・・・
ちょっと悲しいけど、ヘンリーさんにとって英会話教室時代は、
かけがえのないものだと思いますよ。
もちろんさっちさんにとっても。
老獪な人も未熟な人もいて世の中。
それでこそこんな楽しい話が出てくるんでしょうね。
映画化できたらいいな~。
桂春団治師匠なんてどうでしょう。

★コメントおおきに~★

>こみさん
かけがいのないものだって、ヘンリーさんが感じてくれてたとしたら、こんな幸せなことはないですね~。
たしかにこの世の中、熟と未熟、老と若、男と女、賢と愚、大と小、優と劣、その組み合わせの異なる凸と凹の、チグハグな噛み合わせが幾重にも重なる面白さの層になるんでしょうね。
時には凸に、そして時には凹に・・・一人で噛み合わせても、おもろない・・・(笑)
春団治さんも、なかなかええかも~~♪

一言

泣いた…(´;ω;`)


ボクのおばあちゃん、晩年痴呆症でした。
ヘンリーさん、最後まで読んで、本当に胸が締め付けられました

★コメントおおきに~★

>ハボラボさん
泣かせちゃいましたかぁ…(´;ω;`)
あんなにも、憎たらしいほどに元気だったヘンリーさんだったのに、最後に見た姿がアレだったんで、あたしも思い出すと、胸がキュゥってなっちゃいます。
でも、そういう現実をがあること、ちゃんと知っていないとあかんのですよね。
悲しいことだけど、人間の「無常」はどんな形であれ、我々全てに起こること。
それを踏まえて、お年寄りに接しなくちゃならんな、って思うのです。
が、しかし、実際には、大変なことだろうなぁ・・・

だって、カメラ持ってると生き生きしてたやん^^
かっこよかったよ!^^
酔っぱらってる姿。。。思い出してみる(笑)

うはは!

そうだ、そうだ、カメラ持って、地べたに這いつくばってたねぇ、二条城で!
結局、大した写真撮れてなくって、どんなだったか、見せてなかったわ(笑)
最近はねぇ・・・なかなかねぇ・・・撮影もねぇ・・・
ばあさんになっても、また地べたに寝っころがって写真とるくらいに、元気でいたいものですわ~

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Author:★さっち★
京都のさっちでございます。
おなじみ「ピンクのぶた」!
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という思いで、昔と同じ
【Glucksschewein】です。

 

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